2003 JMRCA 1:10GP ツーリングオープンクラス全日本選手権大会
10月18日〜19日 at HOKUSEI

RACING ART & SPEED タイヤ
準優勝、8位、9位

アートアテンザボディ
準優勝、ファイナル進出7台、使用率NO1

TOP TS12 S3エンジン
準優勝、9位

2003 JMRCA 1:10GP touring open class championship result.
RACING ART and SPEED tyres final:
2nd, 8th and 9th.

Atenza body final: 2nd. 7drivers used. (70%)

TOP engine: 2nd, 9th.

世界を代表する各ジャンルチャンピオンやEP,GPのTOPエキスパートが集まり、第1回JMRCA主催
1:10GPツーリングオープンクラス全日本選手権大会が三重県のホクセイサーキットで2003年10月
18日、19日に開催されました。今大会、私達は全国から参戦するActive製品ユーザーへのサービ
ス、RACING ART and SPEED タイヤ開発ドライバー 岩本敏行、橋本明久率いるTeam Activeで
の参戦及び、カーキットメーカーTeam HPI 江間、吉岡 各選手、Team YOKOMO 広阪、足立
各選手他、タイヤに関するテクニカルサポートで参加しました。

会場は国内外トップクラスの施設で、設備も行き届いたホクセイサーキットで行われ、多くの
エントラーが練習されており路面コンディションも上々です。
予選前から好調な走りを見せる各Team ワークス選手やプライベーター選手が数多くおり、
ファイナリストに名を刻むのは誰なのか???予想ができない・・・状況でまさにオールスター
大会です。予選初日目、第1ヒートにEP界を代表するTeam YOKOMOの広阪正美選手が
出走し、このヒートは暫定TQを確保。毎ヒートでタイムを上げるものの最終ヒートでTeam Mugen
の福田選手が16週をマークし暫定TQ、Team Surpentの佐橋選手が2位に浮上し3位に広阪選手
のオーダーで予選初日は終了しました。翌日、最終予選で第1ヒートの広阪選手は鬼のような走り
で16周にわずかに足りずに暫定2位に浮上し佐橋選手の追撃も届かず上位二人の選手がファイナル
シード権を勝ち取った。


下位ファイナルからスタートし、1/4ファイナル辺りから有名選手が続々と登場しました。
今大会は特にエンジンに対し、過酷な状況で多くの選手がストールや不調で実力を発揮できずに
終わってしまった様子もありました。1/2ファイナルはまさにオールスター選手揃いで白熱した戦い
が行われ、残念なことに予選絶好調の佐橋選手、Team HPI 原選手、開発ドライバー岩本選手が
エンジントラブルでペースダウン・・・勝ち抜いた計10人の選手がファイナルへと駒を進めました。


午後3時過ぎ、グランドファイナルがスタートし序盤から広阪選手はハイペースで2位の江間、3位の
福田選手をじりじりと離してゆく・・・が給油時に悪夢が訪れた・・・すばやく給油を済ませピットを出た
広阪選手がペースダウン。。。マシントラブルで約8分間のピットストップを強いられる・・・1位に浮上
した福田選手は安定、見事な走りで2位以下をじりじりと離してゆく。2・3位争いは江間、Team Kyosho
の伊藤 各選手の激しいバトルが長時間行われ、途中、インをついた江間選手が伊藤選手に接触し
アウトへ流されたが江間選手は伊藤選手が回復するのを “停止”して待ったのだ。
その後もバトルが続いたが伊藤選手の追撃も届かず・・・40分のコールが伝えられ見事に福田選手
が初代、自身初のチャンピオンに輝き、江間選手、伊藤選手の順でゴールした。


約7日間を通じて私が感じたのは参加選手全員がGPの選手であったと感じました。
日頃、GPを扱うチャンスが少ないEPのエキスパート選手もすごい量のメニューをこなし、特に広阪選手
は毎日500周以上こなしたのではないだろうか?GPを代表する選手が過半数をしめたファイナルの
結果はやはりこれまでのノウハウの蓄積であると思います。


私達もこの競技会を通じて得た沢山のデーターを今後のタイヤ造りに反映してゆきます。
私自身、多くの競技会やイベントに助手?で付き添う機会があり、毎回感じるのは現場を通じて得ら
れるデーターは重要であり、製品のパフォーマンス向上につながります。これからも現場が必要とする
製品造りを開発ドライバー、製造サイド共に提案してゆきます。


レーシングアート及びスピードタイヤ、アートアテンザボディ等のユーザー様、これらを評価していただき
パフォーマンスを表現して下さいましたTeamHPI、TeamYOKOMOの各選手にお礼申し上げます。

by James MM

team driver tyre body engine
2nd HPI EMA AKIRA SPEED ATENZA TOP
8th YOKOMO HIROSAKA MASAMI RACING ART ATENZA
9th HPI YOSHIOKA DAISUKE SPEED ATENZA TOP

final driver